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http://hdl.handle.net/10928/518
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タイトル: | 生活に満足している人は幸福か : SSP-W2013-2nd 調査データの分析 |
その他のタイトル: | Are Satisfied People Happy? : Analyses of SSP-W2013-2nd Survey Data |
著者: | 小林, 盾 ホメリヒ, カローラ KOBAYASHI, Jun HOMMERICH, Carola |
キーワード: | 幸福 主観的幸福感 生活満足度 不一致 社会階層 社会意識 |
発行日: | 2014年3月18日 |
出版者: | 成蹊大学文学部学会 |
抄録: | この論文では、生活満足度が主観的幸福感と一致しているのかを検討する。ともすれば、生活に満足している人は、幸福であるとみなされがちである。しかし、このことは自明ではない。満足していても不幸とかんじるかもしれないし、不満があっても幸福かもしれない。そこで、2013年社会と暮らしに関する意識調査(SSP-W2013-2nd)をデータとしてもちいて、分析をおこなった。その結果、以下がわかった。(1)満足と幸福が一致しない人は、全体で23.4%いた。そのうち「生活に不満があるのに幸福」というポジティブな不一致の人は、不満な人のうち3割いた。とくに60代で45.9%と多かった。逆に「満足しながら不幸」というネガティブな不一致は、1.5 割いた。とくに未婚者で27.9%と多かった。(2)女性ほど、年配者ほど、既婚者ほど、世帯収入が多いほど、「不満だが幸福」というポジティブな不一致がふえ、「満足だが不幸」というネガティブな不一致がへった。ただし、学歴や従業上の地位による違いはほとんどなかった。以上から、生活満足度と主観的幸福感はたしかに似た概念であるが、同一視するには慎重であるべきだろう。 |
URI: | http://hdl.handle.net/10928/518 |
出現コレクション: | 第49号
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